ニューストピックス 大手人材紹介会社が派遣許可・職業紹介事業免許取消
令和3年10月15日付けで、厚労省は株式会社ソシアリンクに対し、労働者派遣事業及び有料の職業紹介事業の許可を取り消しました。
理由は、
不法残留のベトナム人を食品加工会社に派遣した上で就労させていたとして、ソシアリンク社員5名を入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕・起訴されました。
また、法人としてのソシアリンクを入管難民法違反(不法就労助長)で起訴されたことによります。
このニュースで注目すべきは本件が2020年11月に千葉営業所長など5人が入管難民法違反で逮捕されたことから始まっている点です。
本件派遣会社は大手系列企業であり、本社であればこのようなコンプライアンス違反はなかったと思われます。
しかし、本社のある東京から遠く離れた営業所でどのような運営がされているか本社管理の限界点を示しているように思われます。
処分影響は甚大で企業グループの一事業が喪失するような被害があったことからすると、本社では入管コンプライアンスを徹底することが求められ、場合によっては巡回等により適法性を確保することが求められます。
昨今、コロナ不況により、技能実習生が解雇されてそのまま不法残留となったり、就労系ビザを有する外国人が解雇された後在留カードを偽造して、別の職種に就く例が後を絶ちません。
まずは、在留カードを確認する際には在留カード等読取アプリケーションを利用して真偽の程を確認するようにしてください。
出入国在留管理庁:在留カード等読取りアプリケーション サポートページ
弊所では、外国人雇用に関するご相談を広く承っています。現在の御社の運営方法が不法就労助長罪に該当していないか不安な方は、是非ご相談ください。
初回の相談は無料ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。